WORKS
食を開く

あるもので、おいしく、たのしく。|ローソン×サルベージ・パーティ®

CATEGORY
食を開く
DATE
2025年2月
KEYWORD
新規事業開発 イベントプロデュース サルベージ・パーティ

このプロジェクトは、なぜはじまったか

食品ロスの問題は、意識の高い人だけが取り組むものではなく、誰にとっても身近なものです。 でも、「もったいない」と感じながらも、どう向き合えばいいかわからない。そんな声をよく聞きます。そこで、「日常の延長線上で、楽しみながら食品ロスを考える場をつくれないか?」という想いから、 ローソンと一緒に「サルベージ・パーティ®」を開催することになりました。私たちが大切にしたのは、「ルールではなく、発見があること」。「これは捨てるしかない」ではなく、「こんなふうに使えるんだ!」と気づく体験。 それが、食の未来を少しずつ変えていくと考えています。

ローソンとの会話から見えてきたこと

ローソンは、日々多くの食品を扱うコンビニとして、食品ロスの課題に真正面から向き合っています。でも、企業努力だけでは解決しきれないこともある。 「日々の店舗運営の中で、どうしても出てしまう未利用食品を、もっと価値あるものにできないか?」 そんなローソンの問いに、私たちは「サルベージ・パーティ」を提案しました。「食品ロス削減のために食べてください」ではなく、「料理を通じて食材の可能性を楽しんでください」。 この視点のシフトが、今回の取り組みの大きなポイントでした。

どんなアプローチをしたのか?

ローソンの未利用食品と、家庭でよく使う食材を組み合わせることで、新しいレシピを考える。 そのプロセスを「学び」ではなく「遊び」のように体験してもらうことが、このプロジェクトの狙いでした。料理を教えてくれるのは、「アルモンデ料理」を提案する大塚佑子さん。 レシピありきではなく、目の前の食材を見て「どう活かせるか?」を考えるアプローチが、 サルベージ・パーティの考え方とぴったり合いました。お子さんたちもエプロンをつけて、自由な発想で料理に挑戦。 「こんな組み合わせアリなんだ!」「家でもやってみよう!」そんな驚きが生まれる場になりました。

このプロジェクトが生み出したもの

サルベージ・パーティは、食品ロスの削減をゴールにはしていません。 「食材をどう活かすか?」を考えることで、料理を楽しむ視点が広がる。 その結果として、食品ロスが減っていく—— そんな未来を描いています。このイベントをきっかけに、 「サルパって楽しい!」 「家でもやってみたい!」 そんな声がたくさん聞こえてきました。

ローソン×フードサルベージの想い

今回のサルベージ・パーティは、ローソンとhonshoku、さらに一般社団法人フードサルベージが食品ロス削減への想いを共有し、実現しました。ローソンは日々の取り組みを通じて食品ロスを減らし、持続可能な社会を目指しています。 フードサルベージは、未利用食材に新たな価値を見出し、「もったいない」を楽しく考える場を提供してきました。両者の協力により、今回のサルベージ・パーティを通じて、 より多くの方に食品ロス削減の大切さを伝えられたことを嬉しく思います。

食品ロスをたのしく学びながら、 親子でつくる、おいしくて、おどろきの一皿。この取り組みが、次の食の未来につながっていくことを願っています。


プロジェクト|ローソン×サルパ
イベント開催|2025年2月15日
クライアント|株式会社ローソン

Staff
Director, Planner|平井サトシ
Event Director|大森愛
Cook|大塚佑子
Support Staff|木幡雪絵 & honshoku メンバー

honshokuがつくったもの
・コンセプト設計(サルベージ・パーティの新たな展開設計)
・プログラム開発(未利用食品を活用した体験型ワークショップ構成)
・イベント企画と運営

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