
第15回 高円寺演芸まつり|“狐芝居” とともに、街のにぎわいをデザインする
- CATEGORY
- 食を集う
- DATE
- 2025年2月
- URL
- https://www.koenji-engei.com/
- KEYWORD
- ビジュアルデザイン 編集/執筆
笑いと化かし合いが入り混じる、にぎやかな高円寺。
2025年の「高円寺演芸まつり」は、落語の噺「狐芝居」がテーマ。芝居小屋の中で、本物の狐が人を化かしながら芝居を繰り広げる—— そんな幻想的でユーモラスな物語が、今年のまつりのモチーフになっています。この「狐芝居」の世界観を街に落とし込み、まつりの “にぎわい” が伝わるビジュアルをデザインしました。
高円寺の街全体が、芝居小屋になる。
高円寺演芸まつりは、劇場だけでなく、飲食店やカフェ、商店街のあちこちが寄席になります。街を歩けば、どこからか笑い声が聞こえ、ポスターやフライヤーが目に入り、「今年のテーマは狐芝居か、どんな仕掛けがあるんだろう?」と誰かがつぶやく。そんな “まちじゅうで感じるにぎわい” を、どう伝えるか? ポスターやプログラムだけでなく、「高円寺の街と演芸まつりが自然に溶け込むデザイン」 を考えました。
芝居の幕が上がると、まちが舞台になる。
お店の軒先や駅のホーム、商店街の掲示板に貼られたポスターを見て、「あ、高円寺演芸まつりが始まるんだ!」と気づく。そうして、街の雰囲気が変わっていく。まるで、狐に化かされたような不思議な感覚。演芸まつりが「街のにぎわいそのもの」になるようにデザインを考えました。
まつりのにぎわいを、街とともに育む。
高円寺演芸まつりでは、毎年、実行委員の皆さんとともに、イベントやプロジェクトの「にぎわいの広げ方」を考えています。 まつりの熱気が街じゅうに息づくように、デザインを通じてそのエネルギーを届ける。
今回は、キャッチコピー 「楽しいだけで、15年。好きだねぇ。」 と 「沸いていこう」 を制作し、 まつりの空気感をより印象的に表現しました。
プロジェクト|高円寺演芸まつり
イベント開催|2025年2月7日〜2月16日
クライアント|高円寺演芸振興協会
Staff
Director|平井サトシ
Art director, Designer|小林耕輔
Copywriter|高野瞳
honshokuがつくったもの
・キービジュアル、ポスター、フライヤーデザイン
・プログラム、パンフレットデザイン
・キャッチコピー