このあいだ、大分県別府市にある立命館アジア太平洋大学(APU)で講演をしてきた。「21世紀における食料問題」というなんだか大きなテーマにたいして、じぶんがどこまで役に立てるかと考えた末に、講演を引き受けることにした。

「フードロス」の問題をすこしでもよい方向にはこぶために、一般社団法人フードサルベージをつくっておよそ2年(もう、そんなになるのか。はやいはやい)。そこへAPUに通う学生の佐 昀暄くんから講演依頼のメールをもらったかたちだ。

講演の内容はさておき、APUの教授の方々とのパネルディスカッションも、じぶんにとってはうれしい機会だった。これについてもくわしく書きたいけど、今回はやめておこう。またどこかで。

講演は夕方からはじまり、終わるころにはすっかり夜だったので、学生たちに声をかけてもらい、夕飯をいっしょにたべることにした。その日は別府に泊まる予定だったけど、このままだとひとりでごはんをたべることになるなーと思っていたので、よかったよかった。

APUは別府の山の上にあるので、学生いわく「下界」の別府温泉街にバスでおりて、盛り場らしきところを温泉のにおいを感じながら歩き、一軒の店に入った。ここでおいしい酒と料理をたべながら、学生たちの話を聞くと、APUという大学のもつ存在感と、学生たちの考えていることにびっくらこいた。ひえーってかんじ。

たくさんのことにおどろいたんだけど、いちばんは、じぶんたちの通う大学の良さや特徴をひとに説明できちゃうこと。それもほんとうに魅力的にプレゼンする。APUに通うひとりひとりの気持ちが自立しているんだと思う。じぶんたちにかかっている学費をちゃんと把握しているし、その学費以上のことをここで学んで体験してやるぜ、って思ってる人ばかり。ごはんをいっしょに食べた学生だけがそうなのかと思って、そのことを聞いたら、そんなことはないらしい。

ふたつめは、APUからはじまる街づくりを意識しているということ。じぶんたち学生ができること、学生だからこそできることを、愉しんでいる。そりゃ、大分県や別府市のおとなも期待して学生のみんなに、連絡しちゃうはずだ。この大学が設立された意図なんかもちゃんと、しっかりわかっている。これすごいことですよ。はたして、他の大学で、学長の名前しっている学生がどのくらいいるんだろう。

毎日がいそがしい、て言ってた。やりたいことがありすぎて。んーまいった。

(honshoku/平井巧)