いま海外渡航中の東京外語大学4年生の真崎里砂さん。真崎さんとhonshoku平井は、家のフードロスをなんとかしよう!っていう企画「サルベージ・パーティ」でいっしょになり、そこからのおつきあい。そんな真崎さんから、訪れる土地の食レポを不定期で送ってもらえることになりました。

観光地で食べられるような料理もいいけど、ガイドブックにも載っていないような、現地の家でいつも食べられている料理名もないような「フツー」の食事を見てみたい。フツーってなんだ?覗いてみるとそこに、食の面白さが広がっている…気がするような、そうでもないような。

真崎さんが帰国するまでの期間限定の不定期連載。何回掲載されるか僕らもわかりませんが、たまに覗きにいらしてください。


シェムリアップからサンボー村に向かうバスの途中。ある地点から、10〜20メートルおきに移動式の屋台のようなものがある。

よくみると、みんな同じものを売っている。竹の筒のようなものだ。なにか現地の人に聞いてみると、あの竹の筒のなかにはもち米が入っているという。もち米が大好きな私は、数ある屋台のうちの一つの前で止まってもらって一つ購入。竹の筒の皮をはいで中身を食べる。中身はもち米とあずきを蒸したものでココナッツの風味がする。そぼくな甘さがはまる。これはKralan(クロラーン)と言って、カンボジアの一部地域でよく食べられるおやつらしい。

ここでもう一度言及したいのは、このクロラーンのお店が10〜20メートルおきにあるということだ。みんな本当に同じものを売っている。

『同じものを近くで売る』という現象は、カンボジア以外でも頻繁にみられた。ラオスのルアンパバーンではトウモロコシの小さいバージョンを蒸したようなものをもはやライバルと5メートル間隔くらいの近さで売っていた。

売っている側がどうやってライバルと差別化しているのかが気になるところであるが、現地の人が日常的に買って食べている様子から、生活に入り込んだマストバイの愛されローカルフードであることが伝わってきた。

(まさき りさ)