いま海外渡航中の東京外語大学4年生の真崎里砂さん。真崎さんとhonshoku平井は、家のフードロスをなんとかしよう!っていう企画「サルベージ・パーティ」でいっしょになり、そこからのおつきあい。そんな真崎さんから、訪れる土地の食レポを不定期で送ってもらえることになりました。

観光地で食べられるような料理もいいけど、ガイドブックにも載っていないような、現地の家でいつも食べられている料理名もないような「フツー」の食事を見てみたい。フツーってなんだ?覗いてみるとそこに、食の面白さが広がっている…気がするような、そうでもないような。

真崎さんが帰国するまでの期間限定の不定期連載。何回掲載されるか僕らもわかりませんが、たまに覗きにいらしてください。


Today’s dinner: Ambuyat :)

今日はブルネイの友達のおうちで家族みんなで夜ごはん。

『ブルネイ料理』と言っても、なかなかイメージがない。実際、ブルネイで食べられいるものの多くはインド系やインドネシア、マレー系からの影響を受けているので、それらの国で見られるものと似たものが多い。

だが、今日の食卓には他の国では見たことがないものが出てきた。名前はAmbuyat(アンブヤット)。木の皮を剥がしたときに出てくる粉を水で溶いてつくった、お餅のようにもちもちしたかたまり。

これを、皆が箸のような道具を使って器用にくるくる巻き、色々な種類のソースをつけて食べる。何よりおもしろいのは、みんなその餅のようなかたまりを噛まずに飲み込むこと。ブルネイ人にとっては、それが正しい食べ方らしい。慣れない私にとっては、まず食べる前にくるくる巻くのが大変。上手にとれない。一方でブルネイ人のみんなは手際よくくるくるとってパクパク食べている。

私にとっては馴染みのない食べ物だったけど、日本でいう鍋のような感じで、家族や友達みんなで箸をつついてわいわい食べるごはんは、どこの国でも平和なひとときだなぁと感じたアットホームなおうちごはんだった。

(まさき りさ)