サルベージ・パーティ」で料理担当のシェフとしてお世話になっている吉田舞さん。料理の腕前はもちろん文句なしなんだけど、なにをするにも時間をいっしょに過ごす人たちのことを優先して考え、「サルベージ・パーティ」のいろいろな企画でとても助けてくれている、心強い味方のひとり。

じつは吉田さんはいま、日本を離れ南アフリカで生活していて、しばらく会えていないのです。遠く離れた人のことを想うことはいくらでもできるんだけど、東京にいて札幌にいる人のことを想うのとは違って、東京にいて南アフリカにいる人のことを想うのは、こんなにむずかしいんだ、と最近知った。

残念ながらじぶんは南アフリカのことをくわしく知らないので、南アフリカという国の中の、どんなところに吉田さんは住んでいるのか。まったくわからない。都会なのかそうでないのか。気候はどうなのか。ほかに日本人はいるのか。おいしいものはたべられるのか。それらを1つ2つでも知っていれば、「あー、いまごろ吉田さんは、こんなことして過ごしているのかなぁ」とか想像できるんだけどね。

そんな吉田さんの昨日のInstagramでの投稿が、南アフリカでの生活を、じぶんにすこし想像させてくれた。

日本から吉田さんのもとへ届いたお米「コシヒカリ」に、もう感激がとまらないのだそう。日本にいたときは当前のように食べていたお米を、いまは簡単には食べられない。そんな環境、じぶんは体験したことないけど、はたして耐えられるのか。はっきりいって自信なし!

吉田さんの投稿から抜粋すると、「届いたお米はどんな高級レストランよりも贅沢なご馳走で、豪華ではないご馳走が今、とてつもなく幸せ」とのこと。お米を送ったのは、東京原宿にある「小池精米店」の小池理雄さん。

このお米が届いて、丁寧に研いで、火にかけて。何で炊飯したかわからないけど、蓋的なものを開けた時の湯気を浴びて。炊き上がったごはんのピカピカと光る粒と、その香りを吸い込んだ時、吉田さんはどんな気持ちだったんだろう。と思うと、なんだかじぶんまで心が躍る。

ほんと、お米は想いを運ぶ。南アフリカの吉田さんのもとに届いたお米は、長い旅をした甲斐があったねー。

(平井巧)