ちょっと前のことになってしまったけど、hocozenさんのポップアップストアで、お茶漬けを作って食べてもらう、というイベントをやってきた。これが、思っていたよりも面白くて、当日以上に、前日までのお茶漬けの試作が本当に楽しかった。久しぶりに突き詰めたい料理に出会ってしまったか。

おかげさまで、お米のおいしい食べ方をいろいろな方たちに教えてもらってきたわけだけど、そんな自分が、いま一番おいしいと思えるお茶漬けの食べ方は「これだー!」という内容にしました。

暑い季節だし。冷やし茶漬けにしようと。お品書きは、鮭茶漬けと海苔茶漬けに絞った。明太子茶漬けとか、洋風の茶漬けとかこれでもか!ってくらいのアレンジも考えたんだけど、このときは、「いつでも食べたい」「だれでも真似できちゃう」そんなお茶漬けにしたかったので、この2品に。あまり高級な食材で茶漬け食べてもねぇ。

鮭は、ノルウェー産のトラウトサーモンを使用。だから正確には鮭じゃないくて鱒なんだけど、まーその辺は気にしなくていいんだ。うまけりゃいいんだ。この「鮭」を焼き漬けにした。醤油、みりん、出汁、料理酒を一煮立ちさせて焼いた「鮭」を2時間ほど漬け込んで。ちなみに、ここに砂糖とお酢とポン酢を入れて漬け込むと、いくらでも食べられちゃう抜群のおむすびの具になるというレシピは、出張専門おむすび屋「山角や」の水口さんに聞いた秘密のレシピ。これは本当に秘密だよ。脂がのっているトラウトサーモンを使うといい、というのも水口さんに聞いた話。これも当然ここだけの秘密。

海苔は、寿司で使う焼海苔と、そこにアオサを混ぜた焼海苔の2種を用意。その場でひと炙りして、手で揉んでごはんの上にパラパラとふりかけて食べてもらった。海苔の佃煮もいいんだけどね。

 

 

ほかにも、山梨県小菅村の多摩川源流地の沢で取れた山葵や、お茶の代わりに長崎県産のあごからとった出汁を冷やして使ったり。いろいろこだわったけど、ここでは書ききれないから省きます。

ハレの料理もいいけど、普段気を使わずに、つくって食べたくなっちゃうような料理を、もっと知りたいよね。

(平井巧)